滋賀のソウルフード「近江チャンポン」のパイオニアと言えばココ!
彦根市銀座町4-27
「麺類 をかべ 本店」 【209】
琵琶湖北東岸に位置する「彦根市」の、国宝「彦根城」から約1㌔南下した銀座商店街の一角、「滋賀銀行彦根支店」右隣に在る、何処かノスタルジックな雰囲気漂うチャンポン専門店です。
今やチェーン店の台頭により、関西圏を席巻するまでとなった「近江チャンポン」ですが、元々は「彦根チャンポン」と言う名で、この「をかべ」が発祥の店とされています。 また50年を節目に一端お店を閉じられましたが、約3年前に此の地に復活を遂げられました。
スナックを思わせるような白いチェアがズラリと並ぶ店内は、一見ミスマッチに思えますが、配置してあるテーブルやポスター、小物類の影響か、ノスタルジックさを同時に持ち合わせています。 尚収容能力は約25名とコンパクトです。
メニュー表①
何とも趣きのあるメニュー表で、チョットの間見入ってしまいました。 「タイガースチャンポン」なんてのもあるんですね。
メニュー表②
コチラは単品とアルコール類で、夕方以降は一杯飲み屋にも変わるようです。
「チャンポンミニチャーハン 980円」
一番人気のセットメニューがコレ!
先ずサブのミニチャーハンはレギュラーと見紛う程ボリューミーで、「炎のコントロール」もしっかり出来ておりOK! また頃合いにふり掛けてある胡椒が、コントラストを際立たせているのもNICE!です。
春菊、キャベツ、ニンジン、キクラゲ等コンモリ野菜が盛られ、それを掻き分けラーメンを啜ると、カツオを主体とした和風出汁と野菜の旨味が口中に広がり、幸せな気分に浸ることが出来ます。
それこそ今流行りの濃い味コッテリでは無く、サッパリとした優しい味わいであり「昔のラーメンってこんな感じだったよね!」と、思わず一人で頷いていました。
また麺はストレートの細麺で、若干緩いのもご愛嬌かな。
所謂豚骨仕立ての長崎や、ワタの故郷のあんかけとは趣きの違う一杯で最初は驚きましたが、慣れるにつれ、その優しい味わいがホント好きになりましたよ。 初老の夫婦で営まれているようですが、いつまでもお元気で頑張って欲しいですね
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