この広告は365日以上更新がないブログに表示されます。  

Posted by 滋賀咲くブログ at

2015年11月02日

これほど基本に忠実なお蕎麦屋さんは、そうそう在りません。

大津市唐崎1丁目8-4   「手うちそば 松永」  【131】


琵琶湖南西岸に位置する「大津市・唐崎」地区の国道161号線沿い、ちょうど日吉大社の摂社として有名な「唐崎神社」の入口に在る、以前ご紹介した「タイ料理 チャーン【125】」の横手路地を入った約100㍍先右手に見える、濃紺の外壁と「唐崎の松」を模った看板と暖簾が目印の、お蕎麦屋さんです。


それこそチャーンさんにお邪魔した時に、偶然見つけたお店であり、その時もこの壁面に貼ってあったお品書きを、シゲシゲト眺めました。


店内は厨房に面したカウンター席と小上がりの座席が数席設けられ、約20名の収容能力とコンパクトな造りになっています。


壁面のお品書き。
デフォのかけで650円、せいろで800円と若干高目の設定です。


お茶とおしぼりと共に運ばれてきた「あげ蕎麦」
塩が絶妙にふってあり、食べ始めたら止まりません。


「薬味 ¥1,000」

メインのざるに松を模った蕎麦ご飯と、薬味3種(ミョウガ、ユズ味噌、ウズラ)付いた膳だが、量的にもう少し頑張って欲しいかな。


蕎麦ご飯は如何にも素朴な味わいで、薬味のユズ味噌をチョンチョンと付けて頂きました。


外皮を抜いた、所謂(ぬき実の)挽ぐるみの細麺仕立てであり、配合は二八。   食感はしなやかで僅かに香りがあり、歯切れもソフトで上品さを感じます。
時たま「麺切りの不揃いさが手打ちの証拠」なんて、勘違いを耳にしますが、此処はしっかりと手切りで揃えてあり基本に忠実です(不揃いの場合、麺の茹でが均一に出来無いのでNGです)


見てください、食べた後のざるの下のトレーですが、水が浸みてません。
これはしっかりと水切りが出来ている証拠で、此処まで出来ているお店は、本当に僅かです。   何故コレが必須なのかと言うと、麺に水が残っていると味が水っぽくなり、蕎麦本来の甘味を感じることが出来ないからなんです。


ツユも辛めであり全ての技法から考察すると、東京「藪蕎麦」の流れを感じ、何より細かなところまで基本に忠実で、実直さが垣間見え、小さいお店ですが中身の拘りのスケールの大きさをワタは感じました。     ご馳走様!また来ます!!ねこ  


Posted by にゃんこワタ at 21:16Comments(0)大津地域