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Posted by 滋賀咲くブログ at

2015年11月30日

蕎麦グルメでよく使われる「十割」「星」「コシ」の表現は、「本質」を知っている人なら、美味しさのバロメーターには使いません

甲賀市信楽町牧1396 「十割そば 夢創庵」 【140】


琵琶湖南岸から内陸へ約20㌔のところ「甲賀市信楽町」の、新名神高速道路「信楽ランプ」を起点にICを下り、タヌキの古里である「信楽町市街地」へと国道307号線を南下する。   その約2.5㌔先「牧交差点」前方右手に見える、山小屋風の建物が目印の蕎麦専門店です。


チョット雑多な感じがする外観ですが、暖簾の掛かる玄関周りからは、何かしらの風格を感じます。
 

落ち着きのある民芸調の店内は、囲炉裏を囲む様にテーブル席が配置され、その他にカウンター席と座敷で、約25名の収容能力があります。


お品書き①
お茶と共に蕎麦ぼうろが運ばれてきて、ウェイティング中も飽きることはありません。


お品書き②
デフォのもりで900円と、十割とは言えチョット高目の設定です(太、細2種類の麺がチョイスできます)


お品書き③
セットメニューも有りますがどれも2,000円前後と、「庶民派」である蕎麦の領域を越えています。


お品書き④
蕎麦に関連した一品料理も、ラインナップされています。


「もりそば(細打ち) 900円」(写真右上の蕎麦豆腐は別売りです)

外皮を抜いた淡い土色が特徴的な蕎麦で、しなりと歯切れが良く素性の良さが窺える一品だが、如何せん蕎麦粉の水回し、捏ね、水切りが不十分なため、麺切れが多くチョイ残念です。


麺切れが多いと言うことは、蕎麦の食べ方である「ズズッと啜る」ことが出来ず、香りとのど越しを楽しむことが出来ません。

以前にも書きましたが、技術が伴わないなら配合を二八、もしくは一九に変更すべきです。


「蕎麦豆腐 350円」

蕎麦の素朴さが120%引き出ている一品で、一口頂くと口元が思わず緩みます。


今の潮流はそば職人もお客さんも「十割信仰」ですが、それを満たすには高度な技術が必要であり、また「食べ手」にもある程度の「舌」が求められます。   それがあやふやなまま横行しているため、中途半端な「十割」が幅を効かせる実態となっています。

小麦粉が入った二八や一九が、決して悪い訳ではありません。  むしろそちらの方が優れた面が、たくさんあります。    盲目的に「十割だから美味い」はもう止めませんか?ねこ  


Posted by にゃんこワタ at 22:54Comments(0)甲賀地域

2015年11月26日

長閑な田園風景のド真ん中に在る「福祉系」カフェレスト。

東近江市小倉町1975-1  「田園カフェ こむぎ」 【139】


琵琶湖東岸から内陸へ約30㌔のところに位置する「東近江市」の、八日市から永源寺へと向かう国道421号線と、愛知川を挟んで対岸を走る県道217号線沿いの「小倉地区」集落に在る、「あいとうふくしモール」施設内カフェレストです。


何処かしら南仏をイメージさせるそのコジャレタ外観は、長閑な農村地帯の中ではミスマッチに映り、辿り着いたときにはチョット「衝撃」を受けましたよ。   
尚この施設(モール)は総合的な福祉サービスの拠点となっており、その中でカフェ部門は主に、障がい者と高齢者の働き支援の場を担っています。


玄関脇のメッセージボード。
此処ではパン類をメインに、ブランチとティータイムのメニューが組まれています。


店内の様子。
天井の格子状の梁と、樹齢120年の杉材を使った丸テーブル(写真右奥)が印象的で、約30名の収容能力があります。


メニュー表①
ランチメニューは「こむぎのブランチ」一種類のみと、至ってシンプルです。


メニュー表②
メインがパン工房ですので、後はパン、ワッフル、パンケーキのラインナップとなっています。


「こむぎのブランチ 620円」

1プレートにはスープ及び小口のグラタンと、地元産に拘った季節のサラダ、バームトンウインナー、フルーツが並び、バランスの取れた構成になっています。
それぞれの食材は大地の力感を感じ、吟味されていることがよく分かりOK!  中でも愛東産メロンの、ジューシーさと言ったらタマリマセン!


パン。
全粒粉入りの丸パンは、食材同様に力強さが全面に出ており、噛めば噛むほどコクを感じます。   また添えてあるオリーブオイルをチョン漬けして、味の変化を楽しみます。


素材重視のそのシンプルな味わいは、如何にも素朴で且つ実直さを感じることが出来、中々の好印象です。  価格も良心的でボリューム感もあり(福祉支援施設と言うこともありますが)これからもチョクチョク利用したいと、ワタは感じましたよねこ  


Posted by にゃんこワタ at 21:02Comments(0)東近江地域

2015年11月21日

「鳥人間コンテスト」や「北琵琶湖花火大会」の際此処は、絶好のロケーションビューを発揮します。

彦根市松原町1250-5 「お食事処 つるつる」 【138】


琵琶湖東岸に位置する「彦根市」の、国宝・彦根城から北へ約2.5㌔のところ、「松原水泳場」の畔湖岸道路沿いに在る、エンジ色のスレート屋根が目印のお食事処です。


そう言えば此処松原水泳場は、毎年夏、読売・日本TV系で放送される「鳥人間コンテスト」の会場としても、つとに有名ですね(写真はコンテスト終了後に撮ったプラットホームです)


さて店内の様子に戻ります。
玄関入って両側に客席が在り、カウンター席とテーブル席、小上がりの座敷、個室と一通り揃っており、約80名の収容能力を誇ります。


お品書き①
店頭の大きなタペストリーには「うどん・そば」と掲げてあり、専門店と思いきや、うどん、蕎麦、丼物、弁当、お寿司と、まるで一昔前の「峠茶屋」のラインナップですね、コレは。


お品書き②
メニューの豊富さにアレコレ迷っていると「限定メニューも有りますよ」と差し出してくれました。


今回その限定メニューからコチラの「カレーうどん&とり天セット 920円」をチョイスしました。

如何にも和風仕立てらしい粘度のあるカレーうどんと、カラッと揚がった良い塩梅のとり天がセットとなっており、食べ応え十分です。


うどんは茹で置きのため頼りない食感で残念だが、カレー汁はスパイシーさと和風出汁が絶妙に絡まり、独特の円やかさを演出しており、気が付くと一滴も残さず飲み干してしまいました。


やはり本格的な麺類のお店では無く、和食全般が手頃なお値段で気軽に頂ける店として、利用するのがベターだとワタは感じましたよねこ  


Posted by にゃんこワタ at 23:47Comments(0)湖東地域

2015年11月20日

店名、構え、料理、全てに拘りが見える一軒家レスト。

長浜市北船町5-1   「ばがぼんど」  【137】


琵琶湖北東岸に位置する「長浜市」の、JR北陸線「長浜駅」駅前東口から正面に建つ、「平和堂」の右手路地を入り、その1ブロック先角に見える、招き猫が隅に鎮座する古い日本家屋が目印の洋食屋さんです。


まさかこの様な寂れた路地裏に、一風変わったお店が在るとは想像だにしなかったので、感激すら覚えましたよ。   実はワタは、こんな「隠れ家的レスト」が大のお気に入りなんです。


最初入るのにチョット躊躇しましたが、思い切ってドアを開けてみることにしました。


やや乱雑な店内はカウンター席と、奥にテーブル席が設けられており、15名も入れば満杯になる造りでした。


以前は3人で切り盛りされていたようですが、今はご主人一人のため、そこまで手が回っていないのかもしれませんね。


メニュー表。
表のメッセージボードと同一のものですが、全て1,000円以上と高目の設定です。


「メンチカツ ¥1,000」
先ずはサラダ代わりの茨城産「甘ちゃんトマト」の湯剥きが、運ばれてきました。   普通のトマトと比べ糖度が高く酸味も僅かで、まるでフルーツを食べているような感覚でした。   成程この前菜はグットアイデアですね!


デミの沢山かかったメンチカツと、お代わり可能なご飯、野菜タップリで山椒の香りがアクセントになっているお味噌汁と、このボリュームとクオリティーなら1,000円は納得できます。


オーダーを受けた直後に仕込むメンチカツは素直な味で、そのシンプルな作り方が逆に、旨味の深さを形成しています。   またシャバシャバにかかったデミもピュアであり、変なクドさが無くカツの味を引き立たせておりGOOD!


主役以外のご飯や野菜にも独特の力強さを感じ、細部にいたるまで拘りをもって、吟味し作られていることがよく分かり、これは中々の実力とお見受けしました。    ご馳走様!ねこ  


Posted by にゃんこワタ at 20:07Comments(0)湖北地域

2015年11月17日

内外装や雰囲気、コンセプトは良いのですが、肝心の中身は、、、

長浜市公園町4-1 「創作かつ和ダイニング 味里」 【136】


琵琶湖北岸に位置する「長浜市」の、JR北陸本線「長浜駅」前を起点に湖岸へと向かい、県道2号線の突き当り「公園町北交差点」を右に折れ、その直ぐ左前方に見える黒い外壁が目印の創作和ダイニングです。


此処はとんかつをメインに創作和料理に挑むお店で、コジャレタ感もあり、女性を中心に人気を博しています。


店内は照明を落としたハイソなBARの様な雰囲気があり、席間も多く取られゆっくりと過ごすことが出来ます。   尚収容能力はテーブル席、個室、座敷とあり、約70名を誇ります。


メニュー表①
とんかつに対する拘りが切々と書かれていますが、ムムッ、チョットお高いかも、、、


メニュー表②
幾ら山形ブランド豚を使用してると言っても、全てが1,500円以上とは手が出ませんね。


メニュー表③
野菜との創作コラボも同様で、チョット冷汗が出てきました。


メニュー表④
別のシートに比較的お得なセットがあり、ホッとしましたよ。


「たっぷり野菜のソースかつ丼 1,180円」

運ばれてきたとき、そのゴージャスさに一瞬お値段以上のものを感じましたが、直ぐになえてしまいました。
またメイン以外のサラダ、味噌汁は、創作と銘打っている割に他愛の無いものでガッカリっす。


野菜が被さっており始めは気付かなかったが、メインであるソースカツは2キレのみで、コレは完全にフェイクでしょう!   半歩譲って野菜とカツは半々の構成ですと言われても、それならこのお値段はぼったくりですよ。


移転で諸経費が嵩むのかもしれないケド、コレはちょっとイタダケマセンねこ  


Posted by にゃんこワタ at 20:21Comments(0)湖北地域

2015年11月12日

蕎麦打ち体験が出来る門前の蕎麦屋さん。

犬上郡甲良町池寺1-5 「一休庵 そば道場」  【135】

琵琶湖東岸から内陸部へ約10㌔入った「犬上郡甲良町」の、近江グリーンロード沿い(国道307号線)、ちょうど湖東三山の一つに数えられる「西明寺」の門前に在る蕎麦処です。


山間のロードサイドにお店が在るため、何処かしらドライブインの様な雰囲気が漂い「ホントに手打ちのお蕎麦屋さんなの?」って不安が、若干過りますが、、


店内はチョット薄暗く活気がありませんねぇ。  まぁ雨の降る平日のお昼でしたので、観光客も殆ど見掛けませんでしたが、、


店内右手には「蕎麦体験」を行うスペースが設けられていますが、ガラ~ンとしています。


お品書き①
デフォのざるで710円と、観光地にしては良心的な価格です。


お品書き②
トッピングにより値段がアップしていきますが、コチラはデフォに比べ若干高目かな。


お品書き③
蕎麦屋さん定番の丼物も、しっかりありました。


「天おろしそば 1,030円」

冷そばに天ぷらがチョコンとのった出で立ちは、彩りが良いが、もう少しボリューム感が欲しいところ。   その天ぷらは蕎麦屋さん特有の固めの衣で、お約束通りってところかな。


蕎麦は手打ちの二八と言うアナウンスだが、100%手打ちでは無く一部と思われ(手打ちのはっきりとした定義が無く、例え全行程の3割しか占めなくても、手打ちと表記できるため)全体に霧が掛かったように、澱みが感じられる。
また蕎麦粉自体にも鮮烈さが無く、挽いてから時間が経っているものと思われます。


矢張り土日の観光客が目当てのためか、平日の営業は効率が悪いのかもしれません。  そのため効率重視で営むと、蕎麦自体のクオリティーがどうしても下がってしまいます。  
蕎麦は本当に正直な食べ物なんですよねこ  


Posted by にゃんこワタ at 21:20Comments(0)湖東地域

2015年11月10日

女子の気持ちを120%形にしたランチが楽しめる、田園風景真っ只中に佇むカフェレスト。

蒲生郡竜王町大字山之上2815-2 「スミレキッチン」 【134】


琵琶湖南東岸から内陸部へ約15㌔の位置に在る「竜王町」の、名神高速道路「竜王ランプ」を起点にICを下り、国道477号線を日野町方面へ約8㌔進んだ「山之上南交差点」角に見える、白い外壁とポットガーデンが目印のカフェレストランです。


外観からはそれ程感じませんでしたが、店内に入ると清潔感のある、如何にも女子に受けそうな内装で、思わず玄関先で1.2歩後退りしてしまいました。   尚収容能力は約17名程と、コンパクトな造りです。


メニュー表①
内装だけでなくメニューも同様に、メルヘンチックです。


メニュー表②
全ての料理が写真入りで掲載されており、これは嬉しい配慮ですね。


メニュー表③
カレー、ロコモコ、カツと洋食メニューがズラリと、ラインナップされています。


メニュー表④
コチラはプレートランチで、ミニデザートとドリンクが付いています。


メニュー表⑤
デザート、スイーツ類も乙女心をギュッ!と掴む、出で立ちですね。


「スミレプレート 980円」

先ずその可愛いポジショニングで目を楽しませてくれ、メインのハンバーグを囲む様に、お惣菜がチョンチョンと並んでいるのも、女子の支持が高い演出方法です。
また雑穀ご飯を採用し、ヘルシーさをアピールするのも、必須アイテムと言えますね。


手ごねハンバーグは旨味たっぷりで、酸味のあるトマトソースと、良いコントラストを放っておりGOOD!


プチデザートの寒天&ヨーグルト。
カラフルな色合いが、清涼感を醸し出しておりOK!


アフターの珈琲までフルラインナップと、これで980円はCP度もバッチリですね。



兎に角女子の喜ぶアイテムは全て取り入れてあり、ランチと言わずティータイムでも、粗100%女子で満席になります。   ホント今回はタイミング良かったわ、丁度お客さんの途切れた時間帯で、、、ねこ  


Posted by にゃんこワタ at 20:18Comments(0)東近江地域

2015年11月06日

1971年創業の守山市を代表する、昔ながらの街の洋食屋さん。

守山市吉身3-4-2  「びわこキッチン」  【133】


琵琶湖南東岸に位置する「守山市」の、JR守山駅から北方向へ約1㌔のところ、「守山市役所」と「市立吉身小学校」の中間点付近「すこやか通り」沿いに在る、赤煉瓦の外壁が懐かしい「街の洋食屋さん」です。


店頭に在るメニュー写真の数々は、如何にも洋食屋さんのそれであり、扉を開ける前からワクワクしてきました。


歴史を感じる落ち着いた雰囲気の店内は、ブラックのテーブルとチェアがずらっと並び、引き締まって見えます。    尚収容能力は約30名でしょうか。


メニュー表①
ランチに定食と、洋食の王道メニューがラインナップされています。


メニュー表②
各種フライモノの定食も、洋食に則したものですね。


メニュー表③
単品メニューも勿論揃っており、中にはうどん、そばまで有りました。


メニュー表④
地元の方によると、此処のカレーは外せないそうです。


外せないと言いながら本日チョイスしたのは「スペシャルランチ 1,030円」

洋食屋さんの代表的なこのアラカルトは、ワタの中では矢張りトップバッターでオーダーするべきと思います。
出来ればこの2点(1プレートとライス)だけでは無く、お約束である味噌汁も加えて欲しいですね。


ハンバーグ、トンカツ、エビフライとゴールデントリオが鎮座するプレートは、古き良き昭和の出で立ちであり、全てが奇を衒わず直球勝負でGOOD!です。
衣の揚げ方、デミの深み、肉の旨味と、どれを取っても洋食屋さんのスタイルそのものです。


昔ながらの味を頑なに継承する。   出来そうで出来ないこの技が、長年愛される秘訣なのだとワタは感じましたよねこ  


Posted by にゃんこワタ at 21:33Comments(0)南部地域

2015年11月04日

その雰囲気と言い、素朴な料理と言い、明らかに此処は「時の止まった懐かしの場所」に、ワタは感じました。

東近江市五個荘金堂町845  「めんめんたなか」  【132】


琵琶湖東岸に位置する「東近江市五個荘(ごかしょう)」の、近江鉄道「五個荘駅」から西へ約2㌔のところ、古代条里制の区画割りを残す「金堂地区」の一角に在る、手打ちうどんと蕎麦の専門店です。

地区の東を走る中山道「国道8号線」から一歩この筋に入ると、昔ながらの狭い路地の佇まいがあり、その街並みの中に残る築200年を越える商人屋敷を粗そのままに、お食事処として使っているのが此処なんです。 

  
その門を潜ると、遠い昔にタイムスリップしたような錯覚に陥りましたよ(何だかドキドキワクワクしてきました)


玄関土間から左手に縁側に面した大広間があり、そこに座卓がズラッと並んでおり、収容能力は約35名程でしょうか。
その時まるでデジャブーの様に、一瞬何処かで見た光景と重なり合い、次の瞬間遠い昔、田舎の祖母の家で過ごした、夏の日の思い出が蘇ってきました。


お品書き①
手打ちならぬ、手ごね打ちうどんとの表記に、此処の拘りの一端が垣間見えます。


お品書き②
こちらも同様ですが、デフォのざるで700円はマズマズなお値段です。


チョイ戻って玄関先には、本日のおすすめがさり気なくアナウンスされていました。


その「本日のおすすめ 1,000円」

メインの鳥そぼろめしに蕎麦(冷)、小鉢(きんぴら)香の物と、いずれも手作り感あふれる素朴な出で立ちで、田舎のおばあちゃんが作る、温かいおばんざいに似ていました。


茶、黄、緑と鮮やかな3色が先ず目を楽しませ、一口頬張ると、鶏肉の旨味と玉子の甘味、グリーンピースの爽やかさが三位一体となり、舌を唸らせてくれます。


配合2:8の蕎麦はしなやかさと歯切れが良くマズマズと言えるが、もう少し全体的にキレが欲しいところ。


ご近所に同様の屋敷や史跡、資料館が在り、ゆっくりと散策しながら此処で一服し、一日楽しむのも良いですねねこ  


Posted by にゃんこワタ at 21:39Comments(0)東近江地域

2015年11月02日

これほど基本に忠実なお蕎麦屋さんは、そうそう在りません。

大津市唐崎1丁目8-4   「手うちそば 松永」  【131】


琵琶湖南西岸に位置する「大津市・唐崎」地区の国道161号線沿い、ちょうど日吉大社の摂社として有名な「唐崎神社」の入口に在る、以前ご紹介した「タイ料理 チャーン【125】」の横手路地を入った約100㍍先右手に見える、濃紺の外壁と「唐崎の松」を模った看板と暖簾が目印の、お蕎麦屋さんです。


それこそチャーンさんにお邪魔した時に、偶然見つけたお店であり、その時もこの壁面に貼ってあったお品書きを、シゲシゲト眺めました。


店内は厨房に面したカウンター席と小上がりの座席が数席設けられ、約20名の収容能力とコンパクトな造りになっています。


壁面のお品書き。
デフォのかけで650円、せいろで800円と若干高目の設定です。


お茶とおしぼりと共に運ばれてきた「あげ蕎麦」
塩が絶妙にふってあり、食べ始めたら止まりません。


「薬味 ¥1,000」

メインのざるに松を模った蕎麦ご飯と、薬味3種(ミョウガ、ユズ味噌、ウズラ)付いた膳だが、量的にもう少し頑張って欲しいかな。


蕎麦ご飯は如何にも素朴な味わいで、薬味のユズ味噌をチョンチョンと付けて頂きました。


外皮を抜いた、所謂(ぬき実の)挽ぐるみの細麺仕立てであり、配合は二八。   食感はしなやかで僅かに香りがあり、歯切れもソフトで上品さを感じます。
時たま「麺切りの不揃いさが手打ちの証拠」なんて、勘違いを耳にしますが、此処はしっかりと手切りで揃えてあり基本に忠実です(不揃いの場合、麺の茹でが均一に出来無いのでNGです)


見てください、食べた後のざるの下のトレーですが、水が浸みてません。
これはしっかりと水切りが出来ている証拠で、此処まで出来ているお店は、本当に僅かです。   何故コレが必須なのかと言うと、麺に水が残っていると味が水っぽくなり、蕎麦本来の甘味を感じることが出来ないからなんです。


ツユも辛めであり全ての技法から考察すると、東京「藪蕎麦」の流れを感じ、何より細かなところまで基本に忠実で、実直さが垣間見え、小さいお店ですが中身の拘りのスケールの大きさをワタは感じました。     ご馳走様!また来ます!!ねこ  


Posted by にゃんこワタ at 21:16Comments(0)大津地域